スタッフケア
スタッフケアは、活動の軸
NPO/NGOの活動は、スタッフの連携に支えられており、スタッフ間の良好な人間関係のもと、ひとりひとりが適材適所で役割を果たすことが大切となってきます。そのためにも、スタッフひとりひとりに対する配慮というスタッフケアは活動の軸となるということができます。そして、スタッフケアについては、団体上層部のリーダーだけがおこなえばよいというのではなく、活動するスタッフ同士がお互いにおこなうべきことであるといえます。そうした、お互いへの配慮によって、はじめて、団体内での良好な人間関係が実現するのであり、スムーズなコミュニケーションに基づいたミッション達成のための良好な体制づくりが可能となるのです。
新規スタッフのケア
NPO/NGOの場合、団体への入退会は自由であるため、新規に参加したスタッフが継続的に活動に参加するようになるまでには、ある程度、積極的で組織的なケアをおこなう必要があるといえます。この点、まず、新規スタッフが希望の部署に配属されるまでの手順を追ってみると、最初に募集があり、これに対して新規スタッフからの申し込みがあり、次に説明会の開催となって、その後、仮配属という流れになります。このうち、説明会では、参加者向けアンケートをおこなうなどして、新規スタッフの人柄や希望部署を把握するようにします。具体的には、資格の有無や過去の活動経験、今後やってみたい活動などをヒアリングしておくとよいでしょう。そして、これらの情報をもとに、適切な部署に配属することが、その後、継続的な活動を促すことになるわけです。そのためにも、新規スタッフのケアにあたる担当者は、参加した新規スタッフの関心、能力、望んでいる利益などを十分に理解した上で、配属を決定する必要があるのです。
既存スタッフのケア
継続的に活動に参加しているスタッフのケアで注意すべき点は、まず、ひとりのスタッフに仕事が集中しているなど、役割の分担に偏りがないかどうかをチェックし、仕事量が均等になるよう配慮することです。そのためにも、リーダーは各スタッフの仕事の状況を把握しておくべきいうことになります。また、活動を継続するなかで、興味の対象が変わったスタッフがいたような場合には、新しい興味に合った部署への異動をおこなうなど、スタッフの興味と仕事内容が、なるべく一致するよう配慮し、継続的な参加を促せるようにするとよいでしょう。そして、このような異動がある場合、仕事の引き継ぎは、なるべく効率的におこなわれるよう気を配るべきです。そのほか、スタッフのモチベーションの低下がみられるような場合には、相談に乗るなど、個々にケアをおこなう姿勢を示すなどするとよいでしょう。
