はじめてのNPO・NGOガイド

 
NPO/NGOの運営管理

会計

 

会計の種類

営利を目的としない組織であっても、事業を展開する以上、収支が合わないような運営をおこなっていては、組織の維持自体が難しくなってしまいます。ミッションの達成を目指した維持運営をおこなうためにも、NPO/NGOにとって、企業同様に会計は不可欠ということがいえます。この会計は、いつ誰がみても、分かりやすく、正当性のあるものでなければ意味がありません。NPO/NGOの活動に対する社会的信用を得るためにも、正式な方法で会計報告をおこなうことは重要な課題となります。では、会計の種類にはどのようなものがあるかというと、日々の活動を維持していくための一般会計と、イベントなど独立した一時的な特別会計とに分けることができます。団体は、その規模にかかわらず、基本的に、この2種の手続きを通して、会計記録をおこなうこととなります。

会計の基本を知る

会計の基本を知るために、現金出納帳を使ってみましょう。まず、現金出納帳の構成は、いわゆる「おこづかい帳」と同様に考えることができます。月日、支出、収入、摘要、科目などの欄があり、摘要欄には、たとえば、家賃や会費など、支出または収入にあたる具体的な内容を記述することになります。また科目欄については、たとえば、支出なら、電話代は「通信費」、ボールペンは「消耗品費」などの分類を記すことになります。このほか、「旅費交通費」、「催事支出」、「家賃」、「水道光熱費」なども挙げられます。一方、収入については、「会費」「催事収入」「物品販売」などが挙げられます。なお、現金出納帳の記録の仕方としては、日付順に記録していく方法と、科目別に記録していく方法とがあります。日付順は、全体を通して、今どれだけのお金があるのかが分かり、科目別では、何にどれだけ使ったかが分かるようになっています。したがって科目別は、今後の予算を立てる際の参考とすることができます。こうした基本をおさえたうえで、エクセルなどソフトを利用して記録するとよいでしょう。なお、通常、企業会計においては複式簿記が採られますが、NPO/NGOの会計の場合には、整然、明瞭な記録がおこなわれていれば単式簿記でも大丈夫であるとされています。

予算と会計報告

予算を立てる場合のポイントとしては、まず、一般会計の場合には、過去の1か月の支出が分かる前年度の科目別現金出納帳を参考にすべきでしょう。またイベントなどの一時的な特別会計についての予算の場合は、以前におこなったイベントの会計報告を参考として、予算を算出するとよいといえます。一方、会計報告の場合にも、科目別現金出納帳が役立ちます。会計方針を出す際は、収入や支出をそれぞれ円グラフに表わすなどして、みた人が分かりやすいように作成するとよいでしょう。

 
 

Copyright (C) 2007 NPO/NGO GUIDE. All Rights Reserved.