NPO法の17分野〜その2
文化・芸術・スポーツの振興
字義通り、「学術、文化、芸術又はスポーツの振興」にあたる活動を広く含みます。具体的には、伝統文化の振興・継承、芸術家への支援、学術会議、郷土資料館や歴史館、演劇鑑賞会、地域楽団や地域劇団、スポーツ大会やスポーツ教室の活動などが挙げられます。最近は、定年を迎えた団塊世代を中心に、余暇の過ごし方への関心も高く、日常的に文化・芸術に触れる機会が増えてきたといわれています。外国文化など異文化への関心と同時に、日本古来の伝統文化・芸術に対する関心も高まっており、さまざまな文化・芸術の普及振興を図る団体が増えてきています。またスポーツの分野では、車いすバスケットボールをはじめ、障害者スポーツの普及を目指す活動など、着実に、活動の広がりが感じられる状況にあります。
環境の保全
「環境の保全」とは、野生動物や野鳥の保護、森林保全、河川の浄化など、いわゆる自然環境の保全だけではなく、地球環境セミナーや自然観察会など自然・環境教育もこの分野に含むとされています。使い捨てなどによる自然環境の破壊が問題視されるようになり、市民レベルでの生活の見直しが不可欠といえる現在、リサイクル運動やフリーマーケットの開催なども、この分野の活動となります。このほか、公害調査や公害の防止活動、騒音被害を減らす活動、都市環境や文化的な生活環境を守る活動、ペットの保護もこの分野の活動にあたります。
災害救援活動
「災害救援活動」とは、広く、災害の救援に関する直接的・間接的な活動をいうと考えられています。これには、災害時に人命救助することや被災者の生活を支援するといったものだけでなく、災害が発生した際の救援ネットワークづくりや災害後の支援活動も含まれます。具体的には、地震や洪水、台風など天災による被害者支援のほか、企業防災や地域防災をはじめ、火災などの災害予防や調査研究もこれに含まれます。この点、地域防災マップの作成など地域防災については、「まちづくり」や「地域安全活動」の分野にも含まれるといえますが、ひとつの活動が17の活動分野のうち、ひとつにのみ該当するというのではなく、複数の分野にわたるということは、往々にしてあることといえます。
