はじめてのNPO・NGOガイド

 
NPO/NGOをつくる

立ち上げ

 

資金

NPO/NGOにとって重要なことは、ミッションの実現ですが、そのためには、成長・発展を遂げながら活動を継続していかなければなりません。この成長・発展を前提とした継続のために必要なものには、まず資金がありますが、これは、企業に比べ、小規模から始めることが可能といえます。NPO/NGOの場合、立ち上げ当初のメンバーは、基本的にボランティアで始めることが可能ですので、企業では必要不可欠な人件費を大幅に軽減することができる点が強みといえます。実際に、どれくらいの立ち上げ資金があればよいのかという目安としては、立ち上げ時の人件費を計上せずに済むような場合には、最低50万円ほど、人件費計上を6か月程度した場合には、500万円ほどの資金で、活動をスタートできるというようにいわれています。そして、これらの資金の工面には、発起人や協力者の寄付または借入金、銀行融資などのほか、共同出資の方法が考えられます。

人材の確保

NPO/NGOの活動において、専任スタッフの常勤が必須かどうかという点にはいろいろな意見がありますが、基本的には必要と考えるべきでしょう。すなわち、NPO/NGOの活動は、資本などお金が軸となる企業ビジネスと異なり、基本的に人が軸となりますので、発起人など立ち上げメンバーが専任スタッフとして対応し、社会の信頼を得ていくことが重要といえるのです。そうした人的な基盤を確立してこそ、活動を軌道に乗せることができるのであり、すべてをボランティアなどの流動的なスタッフでまかなうのは、無理があると考えるべきでしょう。また、NPO/NGOの場合、立ち上げ当初は、どうしても同じようなグループの人が集まりがちとなりますが、事業としての発展のためには、多種多様な人材がバランスよく揃うよう、職業、年齢、その他属性において、さまざまな人が集まるような体制を心がけるべきでしょう。

情報共有が大切

NPO/NGOの活動をみると、さまざまな人間がかかわり、そのかかわり方も多種多様ということができます。そうした多彩な人間のかかわりを通して、ひとつのミッションの実現を目指すわけですから、情報の共有を通じた互いの認識の確認こそが、事業の成功を左右する大きな鍵ということができます。すなわち、一般的な企業でもよく言われる、「ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)」が重要となるといえるでしょう。とはいえ、メンバー全員が一堂に会すということは、よほど小規模な団体でない限り、不可能ですので、メーリングリストやインターネットの掲示板(BBS)、ブログといったインターネットツールを活用し、密な情報共有を心がけるとよいでしょう。

 
 

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